避難解除後で初の稲刈り 福島・大熊町の実証栽培

2019/10/10 16:51
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東京電力福島第1原発事故に伴う避難指示が4月に解除された福島県大熊町大川原地区にある実証栽培田で10日、避難指示解除後で初となる稲刈りが行われた。

福島県大熊町大川原地区の実証栽培田で、避難指示解除後初めて行われた稲刈り(10日午前)=共同

営農再開に向け、町は2014年から除染の効果を確認する試験栽培を大川原地区の水田で開始した。昨年までに収穫されたコメは全て、国が定めた放射性セシウムの基準値1キログラム当たり100ベクレルを下回った。18年から検査後に販売が可能な実証栽培に切り替え、20年まで続けた後、出荷制限解除の検討に入る。

実証田では10日、最初に作業着姿の町職員ら十数人が身をかがめて稲を鎌で刈り、その後、コンバインで作業を行った。同町で農業を行っていた佐久間住夫さん(70)は「大豊作だ。いつか大熊のコメとして売り出したい」と語った。

実証田は1600平方メートルでコシヒカリともち米計約600キロの収穫を見込んでいる。検査で問題がなければ、県内外の復興関連のイベント会場での配布を検討する。〔共同〕

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