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大成建設と仏イデオルが共同開発 洋上風力発電の設備

イデオルの代表者(左)と握手する大成建設の谷山二朗常務執行役員(10日、東京都内)

大成建設は10日、洋上風力発電向け浮体構造物の設計を手掛ける仏イデオルと、日本での共同開発に関する覚書を交わしたと発表した。大成建設が持つ海洋工事のノウハウと、イデオルの設備設計技術を融合。日本で需要の拡大が期待される洋上風力設備を低コストでつくれる仕様の確立をめざす。

イデオルはこの分野の有力企業で、風車を洋上に浮かべる「浮体式」と呼ぶ発電方式に強い。浮体構造物の材料にコンクリートを使うのが特徴で、一般的な鉄製よりも製造コストを抑えられるとしている。

同日記者会見した大成建設の谷山二朗常務執行役員は「海洋工事の実績を生かし、二酸化炭素(CO2)の削減に向けてイデオルと協力していく」と意気込みを語った。

洋上風力の導入が進む欧州は遠浅の海域が豊富なため、海底に風車の支柱を固定する「着床式」が一般的。一方、沿岸でも水深がある場合が多い日本では、着床式を使える地点に比べて浮体式しか使えない地点が約3倍あるという。

イデオルの技術は新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や日立造船などが北九州市で進める洋上風力発電の実証実験の風車にも使われている。

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