P&Gジャパン、AI搭載の電動歯ブラシ

2019/10/10 15:22
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プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&Gジャパン)は10日、同社初となる人工知能(AI)を搭載した電動歯ブラシを10月下旬に発売すると発表した。センサーが磨き残しなどを検知しアドバイスをする。国内の歯周病患者数が約400万人にのぼるなか、家庭で使えるAI歯ブラシを口腔(こうくう)ケアの改善につなげたい考えだ。

歯磨きの状況をアプリで示し、磨き残しをなくす

今回発売するのは同社の小型家電ブランド「ブラウン」の「オーラルB ジーニアスX」。1月に米ラスベガスで開かれた米家電・技術見本市(CES)に展示し、米国ではすでに販売している。想定価格は3万5000円(税別)前後。家電量販店などで販売する。

本体に搭載したモーションセンサーが歯ブラシの持ち方や動きの速度を検知し、これまで蓄積したデータと照合。ブラシと接している部分の形などから、歯ブラシが届いていない場所が分かる。連動するスマートフォンのアプリで視覚的に表示し、リアルタイムで磨き方を改善する。

同社の調べでは8割の人には磨き残しがあり、6割が最も手の届きにくい奥歯の裏側を磨けていないという。同日記者会見した大川正樹・オーラルケアアジア部長は「ブラッシングの質の向上が必要。テクノロジーで貢献できる」と話した。

P&Gは新製品から得られるデータを蓄積して精度を向上させるほか、新商品の開発にも生かす。より磨きやすいようにブラシの形や重さを調整するなど、細かい部分までデータを活用する方針だ。

厚生労働省によると、国内の歯周病患者は400万人ほど。こうした電動歯ブラシの普及で日々の歯磨きの質が向上すれば、歯周病患者の減少につながりそうだ。

(企業報道部 川井洋平)

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