NEC、軽量・高速の改ざん検知ソフトを発売

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2019/10/10 13:35
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NECは10日、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」機器向けのサイバー対策のソフトを11月1日に発売すると発表した。利用企業はIoT機器の制御に使うプログラムの改ざんを検知できる。CPU(中央演算装置)の性能やメモリー容量が十分でないIoT機器では、一般的なIT(情報技術)システムのサイバー対策ソフトでは動作しない場合が多い。軽量でIoT機器でも高速に動作する点を顧客に訴求する。

発売する「軽量プログラム改ざん検知開発キット」は、3キロバイトというわずかなデータ量で改ざんを検知する機能をIoT機器に実装できる。IoT機器がこれから実行する「機器の制御」や「センサーからの情報取得」といったプログラムに絞って検査する。この仕組みによって、改ざんの検知時間を2ミリ秒と従来型の対策ソフトよりも高速化した。

また従来型の対策ソフトはプログラムの起動時だけ検査するものが多かったという。工場で稼働する制御システムのように稼働させると、しばらくの間動かし続けるIoT機器の場合、プログラムの実行中に攻撃するような高度な手口を検出しにくかった。改ざん検知開発キットはプログラム実行中も検査するようにして課題を解消した。

利用料金は年額で税別20万円から。3年間で5億円の売り上げを目指す。

(島津忠承)

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