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体操男子、善戦及ばず「銅」 前半の貯金守れず

Tokyo2020
2019/10/10 8:00
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 男子団体総合で銅メダルを獲得した(左から)橋本大輝、萱和磨、谷川翔、谷川航、神本雄也=共同

男子団体総合で銅メダルを獲得した(左から)橋本大輝、萱和磨、谷川翔、谷川航、神本雄也=共同

【シュツットガルト(ドイツ)=本池英人】体操の世界選手権第6日は9日、ドイツのシュツットガルトで男子団体総合決勝を行い、谷川翔(順大)谷川航、萱和磨(ともにセントラルスポーツ)橋本大輝(千葉・市船橋高)神本雄也(コナミスポーツ)の5人で臨んだ日本は6種目合計258.159点で3位となり、2年連続の銅メダルだった。

谷川航の跳馬。大技「ブラニク」を決めた=共同

谷川航の跳馬。大技「ブラニク」を決めた=共同

ロシアが合計261.726点で旧ソ連時代の1991年以来28年ぶりの優勝を果たした。連覇を狙った中国は0.997点差で2位。予選3位の日本は前半の3種目を終えて首位に立ったが、後半の平行棒や床運動でミスが出て得点を伸ばせなかった。

最後の床運動。着地で尻もちをついた18歳の橋本が「みんなが耐えてつないだ演技を台無しにした」と泣いてわびた。決勝で日本に出た唯一の大過失。ただ、水鳥寿思強化本部長は「何とか逆転しようと、あの状況で勝ちにいく攻めの演技をした」とチーム最年少をねぎらった。5種目終了時点でロシアとの差は2点、中国とは3点超。半ば勝負は決していたのだ。

前半3種目を終えて首位に立ったところまでは、描いたシナリオ通りだったろう。全員が精密な演技をそろえ、橋本は予選に続いて雄大な演技と派手なガッツポーズを惜しみなく披露。跳馬では大技「ロペス」で高々と放物線を描き、ロシア勢に次ぐ全体3位の14.900点を稼ぎ出した。

平行棒の演技を終え、ガッツポーズする萱和磨。予選に続き、全6種目で安定した演技を見せた=共同

平行棒の演技を終え、ガッツポーズする萱和磨。予選に続き、全6種目で安定した演技を見せた=共同

その勢いが小さなきっかけで陰ってしまうのが体操の怖さだ。4つ目の平行棒でスペシャリストの神本が倒立を止められず、降り技でバーに腰がかすってしまう。一番の得意種目で14.133点に終わり「最低でも15点取りたかった。そこで貯金を作れなかったのは痛かった」。

その直後、同じ平行棒で種目別2連覇中の中国の鄒敬園が全種目を通じてトップの16.383点。ロシアも2人が15点台を並べて猛スパートをかけると、日本に追いすがる力はなかった。

最後は地力の差を見せつけられたが、打ちのめされた負けではない。左足首捻挫を押して出場した谷川航は跳馬で大技「ブラニク」を決めて面目躍如。予選から全種目に出た萱は「絶対にぶれないのが自分。柱として崩れない」という言葉通りのノーミスだった。

予選の大過失連発から復調した谷川翔は「僕たちにも伸びしろがある。金メダルが遠ざかった感じはない」と語った。若手主体のチームには、悔しさも東京五輪の反攻への燃料になる。

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