facebookのザッカーバーグ氏、リブラで議会証言へ 23日

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北米
2019/10/10 6:36
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米フェイスブックはリブラで金融サービスの裾野を広げることを目指したが…(6月に発表した「白書」)

米フェイスブックはリブラで金融サービスの裾野を広げることを目指したが…(6月に発表した「白書」)

【シリコンバレー=奥平和行】米下院金融委員会は9日、10月23日に公聴会を開き、米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)を証人に招くと発表した。同委員会はフェイスブックが主導するデジタル通貨「リブラ」への懸念を示しており、法令順守体制の構築などについて説明を求める見通しだ。

フェイスブックは6月にリブラの構想を発表し、直後から各国の金融当局などが資金洗浄や金融政策への悪影響といった懸念を表明していた。7月にはフェイスブックの担当幹部が米上院銀行委員会で証言し「適正な承認を受けるまでは(サービスを)提供しない」との考えを示していた。

2018年4月、米議会の公聴会に出席したザッカーバーグ氏=AP

2018年4月、米議会の公聴会に出席したザッカーバーグ氏=AP

ザッカーバーグ氏は2018年4月、米議会の公聴会に出席し、情報流出問題の経緯を説明した。それ以来、公聴会での証言は約1年半ぶりになる。米メディアによると、同氏は7月の社内集会で「すべての公聴会に出るわけではない」と話していたが、フェイスブックへの圧力を強める議会側の意向に逆らえなかったもようだ。

リブラを巡っては今月4日、電子決済大手の米ペイパル・ホールディングスが運営団体のリブラ協会への加盟を見送る意向を表明した。9日には米上院議員がカード大手の米ビザと米マスターカードなどに対し参画を再考することを求めたことも明らかになり、逆風が強まっている。

ブロックチェーン(分散型台帳)などの新しい技術を使うリブラに対しては国際送金のコストが大幅に下がるといった期待の一方、手数料収入の減少を心配する一部金融機関の反対もあるもようだ。フェイスブックは個人情報の流出問題などで批判を浴びた経緯から実現まで曲折を予想する声が増えている。

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