ギリシャ短期国債、初のマイナス利回り落札 追加緩和の影響

ヨーロッパ
2019/10/10 3:36
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【NQNロンドン=椎名遥香】ギリシャ政府が9日に実施した3カ月物の国庫短期証券の入札は、落札利回りがマイナス0.02%と、8月に実施した前回(0.095%)を下回った。ギリシャがマイナス利回りで国債を発行するのは初めて。欧州中央銀行(ECB)の追加金融緩和策を受け、南欧国債の利回りにも低下圧力が掛かっている。

ギリシャ債務管理庁によると、応札額は10億1800万ユーロ(約1200億円)と、落札額(4億8750万ユーロ)の2倍超に達した。8日に実施した10年物国債入札も需要が旺盛で、発行予定額(15億ユーロ)の5倍超にあたる76億ユーロの申し込みがあった。落札利回りは1.50%だった。

ギリシャ国債への買いを後押ししたのはECBの追加緩和だ。理事会は9月にマイナス金利の深掘りと量的緩和の再開を決めた。欧州国債相場の先高観が根強く、ドイツやオランダでは30年債までマイナス利回りで取引されている。相対的な利回りの高さから南欧債にも資金が向かっている。

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