三井不動産は9日、全面建て替えを進めていた横浜市の「三井アウトレットパーク 横浜ベイサイド」を2020年4月にオープンすると発表した。店舗数は2倍以上の約170店舗に増やす。ボルダリングなど体験施設も新たに設け、長時間滞在できる施設を目指す。
主に2階建てだった建物を3階建てにし、延べ床面積を2.7倍の5万3000平方メートルに拡大する。敷地内は3ブロックで構成。2000平方メートルを超える中庭を設け、人工芝やベンチを設置し、子どもたちの遊び場や買い物の休憩の場とする。ボルダリングや芝生でのヨガなど買い物以外のアクティビティーも強化する。
飲食店舗も増やす。駐車台数は従来の1200台から最大3000台まで拡大する。
横浜ベイサイドは1998年に「日本初の本格的アウトレット」として開業した。老朽化が進み、18年9月に一時閉館し建て替え工事を進めていた。当初は23年度の開業予定だったが、建設業者や入居テナントとの調整が進み、開業時期を前倒しした。