山形大など介護用薄型センサー開発

2019/10/9 18:38
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山形大学とエヌ・デーソフトウェア(NDソフト、山形県南陽市)は、介護見守り用のシートセンサーを開発した。薄さ0.5ミリメートルとマットレスの下に違和感なく設置でき、心拍や呼吸を測定し高齢者施設の見守りなどに利用できる。大学発スタートアップのフューチャーインク(同米沢市)がシートを製造、NDソフトがシステム構築して10月内に販売を始める。

シート(下)に触れた微弱な動きも感知するバイタルビーツ

大学発の技術を商品化したエヌ・デーソフトウェアの佐藤広志社長(中)(山形県米沢市の山形大学工学部)

触れると電気を発する圧電素材を使い大幅な薄型化を実現した。印刷技術を使って電子回路を作る製法により、「一般的な機器の半額程度の1セット8万円で販売する」(NDソフトの佐藤広志社長)という。心拍が乱れた場合はアラームを出すこともでき、「人手不足の介護施設で業務を大幅に効率化できる」(同)としている。

シートは60センチメートル×10センチメートルで、フューチャーインクが「バイタルビーツ」の商品名で出荷する。山形大学有機エレクトロニクス研究センター(米沢市)が長年手掛けてきた技術を応用したもので、時任静士センター長は「地元大学の研究をもとに大学発ベンチャーと地元企業が理想的な形で実用化した」とする。

今後はコストダウンを進め在宅介護でも利用しやすくするほか、体温も測定できるようにする。

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