9月工作機械受注35%減の989億円 12カ月連続マイナス

2019/10/9 15:56
保存
共有
印刷
その他

日本工作機械工業会(日工会)が9日発表した9月の受注額(速報値)は、前年同月比35.5%減の989億円だった。全体の受注額が12カ月連続のマイナス。業界で好不況の目安とされる1千億円も2カ月連続で下回った。米中貿易摩擦の影響により、設備投資を様子見する動きが続いており、需要底打ちの兆しがみえない。

9月の受注も1000億円に届かなかった

内需は28.5%減の460億円、外需は40.6%減の529億円だった。内需が10カ月連続、外需が12カ月連続でマイナスだった。

東芝機械は前年同月比で44.2%減の18億円と大幅減だった。精密加工機は需要があったが、幅広い工作機械で受注が低迷した。「中国は比較的堅調に推移したが、米国向けでボリュームが落ちた」という。

日工会は9月、2019年の受注見通しを1兆6000億円から1兆2500億円に引き下げた。18年と比べて約3割の減少で、リーマン・ショック以来の大幅な落ち込みとなる。工作機械大手のOKKは「内需で受注予測が下方修正され、先行きの不透明感が増している」とする。

6年4カ月ぶりに900億円を下回った8月実績と比較すれば、9月の受注水準はやや持ち直した。工作機械メーカー幹部は「8月は営業日が少なかったため、9月に反転することは想定内だ。依然として勢いはない」と厳しい見通しを示している。(福本裕貴)

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]