帝国ホテル、祇園の新ホテル計画で建物所有者と合意

2019/10/9 15:49
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帝国ホテルは9日、京都市内で記者会見を開き、祇園の中心部にある国の登録有形文化財「弥栄会館」を改修して開業を計画している新ホテルについて、同会館の所有者とホテル整備の検討・協議を始めることで合意したと発表した。数年内の開業を見込む。

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祇園甲部歌舞練場内にある弥栄会館を活用し帝国ホテルの新ホテルとする計画だ(9日、京都市東山区)

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会館を所有し、芸舞妓(げいまいこ)の教育機関を運営する八坂女紅場(やさかにょこうば)学園と合意した。新ホテルは耐震工事などを施したうえで活用する見通し。今後両者で協議しながら計画を具体化する。国内外の観光客が集まる京都で、花街文化に関心のある海外富裕層を呼び込む狙いだ。

帝国ホテルとしては東京、長野、大阪に続く4拠点目となる。祇園甲部歌舞練場の敷地内にある弥栄会館の建物を活用し、客室数は100室以下とする方向で調整する。レストランやバーなどの併設も検討する。

定保英弥社長は「京都は帝国ホテルのブランドを高められる重要な候補地だ。京都の象徴である祇園という場所での開業は絶好のチャンス」と語った。価格については「帝国ホテルとしては最高価格帯になる」との見通しを明らかにした。

弥栄会館は同地区の目抜き通りである花見小路沿いに建ち、地上5階、地下1階の鉄筋コンクリート造り。京都五花街のひとつである祇園甲部組合や花街の伝統芸能の継承・振興を支援する財団などが入居する。

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