視聴回数300億回 プロレス世界最大手の野望
プロレス経営学(4)
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310億回――。
米国を拠点にする世界最大のプロレス団体「WWE」の映像コンテンツが、2018年に世界中で視聴された回数だ。WWEが主催するプロレスの祭典「レッスルマニア」は、17年に米経済誌フォーブスが選んだ「最も価値のあるスポーツイベント」で、五輪やサッカーワールドカップなどに次ぐ6位にランクイン。10位の米大リーグ機構(MLB)のワールドシリーズをしのぐ世界的なスポーツ・エンターテインメント...
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かつては日本中を沸かせたプロレスが、長きにわたる低迷期を経て、再び輝きを放っている。支えたのは選手ばかりではない。親会社とタッグを組んだグローバル&デジタル戦略と、大胆なマーケティングが新たなファンを獲得する武器となった。その「経営学」とは――。