トランプ氏、シリアのクルド人「財政でも武器でも支援」
トルコをけん制

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2019/10/9 0:42
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トランプ米大統領はトルコとの関係強化にも意欲を示している=ロイター

トランプ米大統領はトルコとの関係強化にも意欲を示している=ロイター

【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は8日、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討作戦で協力するシリア北東部のクルド人勢力について「特別ですばらしい戦闘員のクルド人を見捨てるわけがない」とツイッターに書き込んだ。「財政でも武器の面でもクルド人を支援する」と強調した。トルコが軍事作戦の対象にするクルド人勢力を支援する意向を明確にしてトルコをけん制する意味合いがある。

トランプ氏は「トルコによる不必要な戦闘はトルコ経済や通貨を壊滅させることになる」と指摘した。トルコがテロ組織の一派とみなすクルド人主体の武装勢力「シリア民主軍(SDF)」を攻撃すれば、米国はトルコに経済制裁を科す方針を示唆したものだ。

米政権は6日、トルコとの国境沿いに駐留する米兵を別の地域に移動させる方針を決めた。これがSDFに対するトルコの攻撃を容認したと受け止められてSDFが反発した。米議会も超党派でSDF擁護をトランプ氏に求め、トランプ氏がトルコに肩入れした姿勢を転換させた。

一方で、トルコとの対話も継続する。トランプ氏はトルコのエルドアン大統領が11月13日に訪米するとツイッターで明らかにした。米トルコの貿易関係の強化に意欲を示し「トルコは北大西洋条約機構(NATO)の重要なパートナーだ」と持ち上げた。

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