アーティゾン美術館 新収蔵品にデュシャンや草間彌生

文化往来
2019/10/15 2:00
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印象派は女性作家を拡充した。メアリー・カサット「日光浴(浴後)」(1901年)

印象派は女性作家を拡充した。メアリー・カサット「日光浴(浴後)」(1901年)

建て替えのため長期休館していたブリヂストン美術館が、アーティゾン美術館(東京・中央)に名前を変えて2020年1月18日に開館する。休館中に収集した作品にはマルセル・デュシャンや草間彌生など現代美術の作家も並ぶ。新たに現代美術家を招いた企画展も定期開催する計画で、現代アートの愛好家の話題を呼びそうだ。

新収蔵品は絵画など184点と、芸術家たちの肖像写真約1200点。米国の戦後美術を代表するマーク・ロスコや、ダダイスムのデュシャン、キュビスムの画家フアン・グリスなどを購入した。もともと充実したコレクションを持つ印象派の作品ではベルト・モリゾやメアリー・カサットなど4人の女性画家の絵画を追加。ほかにオーストラリアのアボリジニや前衛芸術家の草間彌生の作品も加えた。コレクション総数は約2800点になる。

開館記念展では新収蔵品のうち約30点を公開する。写真はヴァシリー・カンディンスキー「自らが輝く」(1924年)

開館記念展では新収蔵品のうち約30点を公開する。写真はヴァシリー・カンディンスキー「自らが輝く」(1924年)

開館記念展「見えてくる光景」(3月31日まで)で、新収蔵品のうちヴァシリー・カンディンスキー「自らが輝く」など約30点をまず公開する。旧美術館の2倍の約2100平方メートルの展示面積をゆったりと使い、古代から現代までの作品約200を展観する。幅15メートルの1枚ガラスを採用した日本美術専用の部屋では、ガラスの継ぎ目を気にせずに、屏風などの横長の日本美術を楽しめるという。

待ち時間の短縮に向け、チケットはネット予約による「日時指定制」を導入した。開館記念展はネット予約が一般1100円、当日券は1500円。11月から販売を始める。

現代美術家を招く企画展「ジャム・セッション」も始める。年1回のペースで、収蔵品を使いながら、自身の作品を展示してもらう。初回は4月18日から鴻池朋子が登場する。

(岩本文枝)

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