井筒屋が8日発表した2019年3~8月期の連結決算で、経常利益は5億円(前年同期比約7倍)と4期ぶりに増えた。商業施設「コレット」や山口宇部店の閉鎖によるコスト削減に加え、本店改装で化粧品やブランド雑貨の販売増が寄与した。売上高は12%減の331億円だった。
「本店に経営資源を集中した効果は今のところ想定以上だが、秋冬商戦で消費増税後の影響を見極めたい」(影山英雄社長)として、20年2月期の連結業績予想は売上高650億円(前期比18%減)、純損益は3億円の黒字(前期は24億円の赤字)で据え置いた。