19歳・芝野が名人に 囲碁界初、10代で七大タイトル

囲碁・将棋
2019/10/8 19:29 (2019/10/8 21:46更新)
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対局を振り返る芝野虎丸新名人(8日夜、静岡県熱海市)

対局を振り返る芝野虎丸新名人(8日夜、静岡県熱海市)

7日から静岡県熱海市で打たれていた囲碁の第44期名人戦七番勝負第5局は8日、挑戦者の芝野虎丸八段(19)が午後7時7分、252手で張栩名人(39)に白番中押し勝ちし、対戦成績4勝1敗でタイトルを奪取した。19歳11カ月の芝野新名人は史上初の「10代名人」となる。七大タイトル獲得の最年少記録も10年ぶりに塗り替えた。

これまでの記録は2009年に名人を獲得した井山裕太王座(30、棋聖・本因坊・天元)の20歳4カ月だった。

対局後、芝野新名人は「10代のうちにタイトルを取るのは厳しいかなと思っていたけれど勝ててよかった。井山先生のようにこれからどんどんタイトルを取っていきたい」と語った。規定により9日付で九段に昇段する。

プロ入り(入段)から七大タイトル獲得までの期間でも5年1カ月は最短記録。従来は許家元八段(21)が18年に碁聖戦で達成した5年4カ月だった。

七大タイトル初挑戦で快挙を成し遂げた。第1局は優勢な碁を逆転負けしたが、第2~4局では隙を見せず、第5局も戦いの連続する難局を制した。

芝野新名人は神奈川県生まれで、洪清泉四段が主宰する洪道場で学んだ。ネット対局で腕を磨き、14年に中学3年で入段。17年に全棋士参加棋戦の竜星戦で初優勝し、18年には日中竜星戦で世界最強の柯潔九段を破った。今月25日に開幕する王座戦五番勝負では井山王座への挑戦が決まっており、2人が七大タイトル戦を戦うのは初めてとなる。

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