長梅雨で屋内型が人気に 中部空港は4割増 夏休み中の集客

中部
2019/10/9 15:00
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2019年の夏は梅雨明けが例年より遅れたため、中部では屋内型のレジャー施設に向かう人が多かった。複合施設「フライト・オブ・ドリームズ」を持つ中部国際空港(愛知県常滑市)は7月21日~8月31日の集客数が前年同期に比べて4割増え、6年ぶりに100万人を超えた。プールをはじめ屋外型の施設は総じて苦戦した。

来場客でにぎわうフライト・オブ・ドリームズ(愛知県常滑市)

三菱UFJリサーチ&コンサルティングが愛知、岐阜、三重の中部3県にある88施設に同期間の集客数を聞き取り調査した。前年とデータの比較可能な82施設のうち、集客数が前年同期を上回ったのは39施設。一方で2ケタ減も22施設あり、明暗が分かれた。

伸び率が5倍と最も高かったのは名古屋市博物館(名古屋市)だった。集客数は14万人に達した。東京都などで人気を集めた展覧会「スヌーピーミュージアム」を開き、幅広い世代に受けた。ナゴヤドームは2%増の81万人だった。

おやつタウン(津市)は7月開業のため前年比較はできないが、10万人が訪れた。

集客数のトップは13年連続でナガシマリゾート(三重県桑名市)だったものの、水準は2%減の267万人だった。巨大な海水プールが例年多くの観光客でにぎわうが、今年は梅雨明けが遅れたうえ、相次ぐ台風が水を差した。ラグーナテンボス(愛知県蒲郡市)は4%減の60万人だった。

ノリタケの森(名古屋市)など都市部の観光地では、日韓対立の余波で韓国人客が減ったところもあった。

三菱UFJリサーチの加藤千晶研究員は「今回調査した施設のうち半数で訪日外国人(インバウンド)が増えている。今年は天候要因で集客に差が開いたが、中部全体では増える傾向にある」と話している。

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