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NJC、AIで生産計画を自動作成 中小製造業向けシステム発売

IT(情報技術)企業のエヌジェイシー(金沢市)は、中小の製造業向けに人工知能(AI)を活用した生産管理システムを発売した。受注量や工程のパターンからAIが自動で生産計画を立て、従業員一人ひとりが作業内容や作業期間、進捗状況などを確認できる。同社は「システムの導入で、1人あたりの労働生産性を2割向上させたい」と話している。

商品名は「NJC助プロだんどりくん」で、業種は板金やプレス加工などが対象。企業の規模は、工場1カ所あたり30人以上100人未満を想定している。

システム価格は300万円から。だがAIが計画を立てるためにはデータの収集や整備が必要になるため、平均すると相談料込みで600万円程度になるという。

システムの導入にあたり、まずは作業時間や内容を細かくデータにする必要がある。例えば溶接業の場合、従業員が作業の開始・終了時刻や溶接した素材の種類、部品名や数量などを入力する。入力はあらゆるモノがネットにつながるIoT技術を活用。バーコードを読み取るだけなので、小さい負担でデータを収集できる。

クラウド上に集積されたデータを基に、システムが自動で効率的な生産計画を立案する。従業員の勤務体系や製品の納期を踏まえ、それぞれの1日の仕事内容を割り出す。従業員に与えられた作業指示は、印刷したり画面に表示したりできる。

効率的な作業が可能になれば、省力化で残業時間の短縮につながる。同社によると、板金プレス加工を手掛ける金沢市の会社は平均で2~3時間の残業があったが、ほとんどが定時で帰れるようになったという。

システムは2017年から開発を始め、市内の中小企業の協力を得て今年9月、製品化にこぎ着けた。同社の担当者は「地元の企業からは、人材不足を嘆く声や長時間労働に悩む声を多く聞いてきた。事業の効率化の手助けをすることで、企業本来のポテンシャルを発揮してほしい」と話した。

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