「国土縮小計画」の覚悟を 2050年へ新たな国造り
論説委員 斉藤 徹弥
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兵庫県の淡路島から船で10分ほど。ハモ漁で知られる沼島(ぬしま)に渡ると、船着き場に戦後間もない島を空撮した写真がある。小高い山の頂近くまで段々畑が広がっているのが印象的だ。周囲10キロの島に当時、3000人が住み、食糧増産のため開墾が進んでいた。
山は今、かつて畑だったとは想像できないほど青々としている。島の人口は400人あまりになった。不動産問題に詳しいオラガ総研の牧野知弘代表は「人口減少で...
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