ビックカメラ、一時6%高 悪材料出尽くしで買い

企業決算
2019/10/8 20:30
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8日の東京株式市場でビックカメラ株が反発し、一時前日比68円(6%)高の1190円まで上昇した。前日の取引終了後に2019年8月期の連結業績予想を下方修正。パソコンなど利ざやの薄い商品の売上高構成比が高まり粗利率が下がったが、「悪材料が出尽くした」とみた機関投資家などの買いが入った。

終値は50円(4%)高の1172円、売買代金は前日の2倍の21億円だった。

19年8月期の純利益は前の期比18%減の140億円。4%増を見込んでいた従来予想から一転して減益になった。

EC(電子商取引)事業で物流費などがかさんだほか、一部の不採算店を対象に減損損失を計上したことが響いた。

ただ、株価は昨年末から前日までに20%下落していた。この間の日経平均株価(7%上昇)を大幅に下回っており、楽天証券経済研究所の窪田真之氏は「懸念される悪材料を十分に織り込んだ水準まで下がっていた」と指摘する。

予想PER(株価収益率)は14倍台と小売業の加重平均(21倍台)に比べ割安感がある。

ただし、家電など耐久消費財は10月以降、消費増税による駆け込み需要の反動が出るとみられる。市場では「9~11月期の決算発表で反動の大きさが確認できるまでは手掛けづらい」(マネックス証券の益嶋裕氏)との声も聞かれた。

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