南海トラフの臨時情報 地震対策のきっかけに
直談
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南海トラフ地震の発生の可能性が通常より高まっている際に気象庁が「臨時情報」を発表する仕組みが5月末から導入された。大まかな地震発生確率をとらえた情報とされる。海洋研究開発機構地震津波予測研究開発センターの堀高峰センター長に、この情報とどう向き合うべきかを聞いた。
――臨時情報とはどんな位置づけの情報でしょうか。
「長年行われてきた東海地震の対策では、2~3日以内に確実に地震につながる前兆現象が捉えられ...
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