安藤ハザマ、労災リスクを低減 気象情報基に注意喚起

2019/10/8 17:43
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安藤ハザマは8日、気象情報配信のライフビジネスウェザー(東京・中央)と共同で、建設現場の労働災害リスクを低減するシステムを開発したと発表した。過去のデータから労災が発生しやすい気象条件を解析。類似した気象条件が当日の現場で見込まれる際、作業者に注意喚起できるようにした。作業に伴う危険を低減し、優秀な人材の採用につなげる。

安藤ハザマは、労働災害の注意喚起情報を現場の朝礼などで共有することを想定している(安藤ハザマの現場)

ゼネコン各社は、日々の作業前に危険な工程を確認したり、気温と湿度が高い場合に熱中症対策を呼びかけたり、安全確保に努めている。一方で現場では「作業者の安全への意識が本人が過去に経験した事象に偏る傾向がある」(安藤ハザマ)といい、同社は労災を防ぐための新たな仕組み作りに取り組んでいた。

新システムは「墜落・転落」「挟まれ」「飛来・落下」などの11の労災について、事故の発生と気温や湿度などの気象条件の関連性を解析した。その結果「墜落・転落」は、前日と前々日の体感の最低気温差が大きかったり、当日の最小湿度が低かったりすると事故につながる可能性が高まるという。作業員のパソコンに、イラストや過去に起きた事例の説明文などを送って注意喚起し、現場で作業工程の修正などに役立ててもらう。

安藤ハザマはこれまでに国内27の現場で運用を開始。気象データを地域別に細かく配信するライフビジネスウェザーの協力を得て、早ければ2020年に国内数百カ所の全現場で導入を目指す。

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