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東南アジア VCファンド官民で競う、バイオに照準

シンガポールのビッカーズなど

シンガポールに本拠を置くビッカーズ・ベンチャー・パートナーズ(Vickers Venture Partners)が、近く総額5億ドル(約536億円)のベンチャー投資基金(ファンド)の第1段階の資金調達を締め切ることが分かった。関係筋によるとビッカーズは今回、1億2500万ドルを調達する。

別の関係筋は、2つの大口出資者が計9000万ドルを出資するとしている。ビッカーズとして6本目となる今回のファンドは、東南アジア最大級VCファンドの1つになる見通しで、バイオ技術、ナノ技術、人工知能(AI)など計30~50社への投資を狙う。ビッカーズはこれまで計5本、総額3億6800万ドルを調達しており、54社以上に出資している。

ディールストリートアジアが確認した内部資料によると、ビッカーズの4本目となる8110万ドルのファンドの内部収益率(IRR)は44%に達する。

バーテックスは東南アジア配車大手グラブに最初に資金を拠出した(バンコク)

東南アジアには、VCの相次ぐファンド設立で豊富な資金が流れ込んでいる。シンガポール政府系ファンドが支援するバーテックス・ベンチャーズ(Vertex Ventures)は9月に東南アジアとインドを対象にする総額3億500万ドルのファンドを設立。Bキャピタルも3月に4億610万ドルを調達した。

ディールストリートアジアの調査では、東南アジアのVCは2019年上半期で計15億8000万ドルの資金を調達した。同ペースが続けば昨年通期の調達額21億2000万ドルを上回る見通しだ。

「ディールストリートアジア」(英文)のサイトはこちら(https://www.dealstreetasia.com/)

 日本経済新聞社は、東南アジア各国で投資ファンドやスタートアップ企業の動向を追うシンガポールの新興メディア「ディールストリートアジア」に出資しています。同社の発行するスタートアップやテクノロジーに関する日本語の記事を、日経電子版に週1回掲載します。

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