ルネサス、アームIPを本格採用

エレクトロニクス
2019/10/8 13:30
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半導体大手ルネサスエレクトロニクスは8日、英半導体設計大手アームのIP(知的財産)を本格採用したマイコン製品群「RAファミリ」を発表した。対応ソフトやサービスが充実したアームIPを品ぞろえに加えてマイコン事業の拡大を狙う。工場自動化やスマートビルなど、あらゆるものをネットにつなぐ「IoT」の需要をつかむ。

産業機器などへの組み込み向けのアームIP「Cortex-M」を搭載。細かな用途や内蔵するフラッシュメモリーの容量などに応じて、5つの製品グループと32品種をそろえた。8日発売で参考価格(1万個一括購入時)は1個2.5~7ドル(税別)。全品種でルネサス独自のセキュリティー機能を備えた。

ルネサスはマイコン世界首位で、産業機器向けは自社IPを使った「RXファミリ」を主力としてきた。ただ、顧客企業からは対応ソフトの多さなどが強みのアームIPの需要も高まっている。ルネサスはアームIPと自社IPの製品を並列展開して事業機会を広げていく考えだ。

今回の製品を手始めに、2020年以降も品ぞろえの拡充を続ける。消費電力を抑えた製品や、ワイヤレス機器への搭載に適した製品の投入を予定している。

(龍元秀明)

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