日本製鉄、室蘭製鉄所の一部設備を停止 火災で

2019/10/8 11:47
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日本製鉄は現在、3工場の稼働を停止している(写真は室蘭製鉄所の高炉)

日本製鉄は現在、3工場の稼働を停止している(写真は室蘭製鉄所の高炉)

日本製鉄は8日、室蘭製鉄所(北海道室蘭市)の一部設備を停止していると明らかにした。自動車部品に使う特殊鋼などの半製品を製造する「製鋼工場」で火災が発生したため。10日までの復旧を目指す。9月上旬の台風15号による被害で君津製鉄所(千葉県君津市)の製鋼工場が稼働を停止しており、室蘭では君津の製品も代替生産している。

溶けた鉄の成分調整を行う「転炉」の周辺設備で6日夜、火災が発生した。既に鎮火したが、原因は調査中だ。加工などの工場は稼働中で、現在は半製品の在庫を使って生産している。

君津のほか、子会社の日鉄日新製鋼の呉製鉄所(広島県呉市)の製鋼工場でも火災が発生し、稼働を停止している。この2工場では主に自動車向けの特殊鋼に使う半製品を製造する。2工場の停止を受け、室蘭や八幡製鉄所(北九州市)などで代替生産を進めていたところだった。

呉の復旧は長期化する見通し。君津も年明けの稼働再開を目指すが、完全復旧には時間がかかるもようだ。トラブルによる生産停止が重なり、自動車や部品メーカーへの供給に影響が出ることが懸念される。

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