オリパラ考

フォローする

東京パラリンピック 台風直撃したらどうなる?

Tokyo2020
2019/10/10 5:30
保存
共有
印刷
その他

9月9日に千葉市付近に上陸した台風15号は、広範囲で停電を引き起こすなど大きな被害を出した。古来、台風が来たり強風が吹いたりする日とされる「二百十日」とは、9月1日前後を指す。来年は同時期に東京パラリンピックが開催されている。台風に襲われた場合のシミュレーションも大会組織委員会は進めている。

運営に支障が出る様々な自然現象のうち、組織委が発生確率が高いとみているのは猛暑と雷、そして台風だ。「開催期間が長いので、台風が直撃することは十分ありうると思う」と同委リスクマネジメント部の担当者は話す。

ただ地震と違い、いつ来るかがわかる台風は事前の対応が可能だ。2018年平昌冬季パラリンピックでも、強風が予想されたアルペンスキーの男女大回転を3~4日前倒しで実施するなど、競技スケジュールの変更で対応した。スケジュール変更をしても、閉会式のある9月6日までに必ず全競技を終わらせる必要がある。翌7日から選手団の帰国が始まるためだ。

例えば陸上は、競技は午前中と夜の2つのセッションで連日ある。台風を避け、夜のセッションを昼間に前倒ししたり、翌日に延期したり、朝のセッションを午後に遅らせたりする。開会式と閉会式の変更は難しい。競技時間をどの程度動かしたらチケットを払い戻すかは、まだ決まっていない。

スケジュール変更だけなら組織委と放送権者、国際競技連盟と国際パラリンピック委員会(IPC)の合議で決定できる。だが会場が壊れるなどして競技自体を中止する場合はIPCの理事会が決める。選手の4年間の努力が水の泡になるわけで、そんなことが起きないよう祈るばかりだ。

(摂待卓)

オリパラ考をMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

関連コラム

関連キーワード

電子版トップスポーツトップ

オリパラ考 一覧

フォローする
五輪憲章では、五輪を国同士ではなく選手同士の競争としている(写真は14年ソチ五輪のスケート会場)=AP

 ロシアが4年間、国家として国際スポーツ界から除外されることになった。昨年の平昌五輪と変わらない選手団に関する処分に驚きはない。スポーツ界がリスクを取ったと感じたのは、ロシアによる主要な国際大会の開催 …続き (12/13)


 国際オリンピック委員会(IOC)の突然の変心で東京五輪のマラソンは札幌に移ることが決まった。だが、東京パラリンピックのマラソンは予定通り、大会最終日の9月6日に東京で実施される。様々な障害を持つラン …続き (12/12)

2018年の平昌冬季五輪の開会式でドーピング問題により五輪旗を先頭に入場行進する、個人資格で参加したロシア選手たち=共同共同


 世界反ドーピング機関(WADA)がロシア選手団を五輪・パラリンピックや各競技の世界選手権などの主要大会から4年間除外する処分を決めた。厳罰が下されたとする見方が広がっているが、はたして本当にそうだろ …続き (12/10)

ハイライト・スポーツ

[PR]