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オリパラに学び、もてなす大学生 国際交流も深まる

Tokyo2020
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2019/10/9 18:00
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■早大、事前キャンプで選手サポート

東京大会では各国の選手団が日本各地で事前キャンプを行う。トレーニング施設や宿泊所がそろった大学はアスリートにとって格好の練習拠点だ。受け入れをきっかけに、大学生が選手たちと国際交流を深める機会も増え始めている。

トレーニングキャンプで訪れたイタリア競歩チームをサポートする「ViVaseda」の学生たち

トレーニングキャンプで訪れたイタリア競歩チームをサポートする「ViVaseda」の学生たち

7月中旬。早大所沢キャンパス(埼玉県所沢市)では、韓国での水泳世界選手権を間近に控えたイタリアの競泳チームが練習を行っていた。来年の東京五輪の事前キャンプでも使用する同大の視察を兼ねた合宿。選手はプールやトレーニングルームを使用し、施設の感触を確かめた。

異国の地に加え、広大なキャンパスでの活動は不慣れなことが多い。地元住民とともにボランティアを務めたのは、同大の学生団体「ViVaseda(ビバセダ)」の学生たちだ。「プールはこちらです」「飲み物を持ってきますね」。チームが快適に過ごせるよう気を配りながら、9日間のサポートを続けた。

「ViVaseda」には約100人の学生が所属する

「ViVaseda」には約100人の学生が所属する

早大は来年7月10日~8月4日、所沢市とともに東京五輪での事前キャンプ地としてイタリアチームに所沢キャンパスの施設の一部を提供する。受け入れ予定は水泳、陸上、フェンシングの選手団約200人。施設の充実に加え、同キャンパスが東京郊外に立地していることから「競技に集中できる静かな環境が魅力に映ったのではないか」と同大オリンピック・パラリンピック事業推進室の担当者は話す。

この機会を生かし、学内で大会の機運を高めようと同室が企画し、今年4月に発足したのがViVasedaだ。現在は学生約100人が所属。来夏に向けたボランティアの準備はもちろん、イタリアにちなんだ学食メニューを開発するなど幅広い活動を行う。

団体のボランティア部門リーダーで3年の山県優奈さんは活動を通じ、「自分たちが楽しむだけではだめ。アスリートファーストで考えなければいけないと分かった」と話す。来夏の大会ボランティアにも応募したといい、「世界の人たちから『さすが日本』と思われるようなおもてなしをしたい」と目を輝かせる。

大学側は活動を通じ、学内にレガシーが育まれることを期待する。同室担当者は「大学生は観戦や大会ボランティア以外で東京五輪・パラリンピックに関われる場面がほとんどない。こうした機会を利用して国際交流に関わってもらうことで、将来的な成長につながるはず」と話している。

■キャンプ受け入れ、立教・筑波・慶応も
 早大以外にも関東を中心に海外チームの事前合宿を受け入れる大学は各地に広がる。立教大は17年、埼玉県、新座市とともにブラジルチームのキャンプ地に決定。これまでに陸上や空手、オープンウオータースイミングの選手団がトレーニングに訪れている。
 約50人からなる同大の学生団体「オリパラ支援研究会」は選手団の来訪時にポルトガル語表記の案内図を作製したほか、飲料水の準備や会場清掃をするなどしてサポートを行った。このほか、立大側も希望した学生にボランティアの情報を提供し、国際交流の機会をつくっている。
 筑波大は茨城県、つくば市と連携し、柔道など5競技のスイス選手団の事前キャンプを受け入れる。来夏の滞在に合わせ、学内でサポートスタッフを募集予定。語学が堪能な学生を中心に約60人を集める。慶大は横浜市、川崎市とともに英国選手団を受け入れる。選手の練習サポートのほか、英国文化を紹介するイベントなどを催している。

(堀部遥)

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