トルコリラ、対ドルで2%超下落 シリア情勢の緊迫化で

中東・アフリカ
2019/10/8 3:33
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【NQNロンドン=椎名遥香】7日の外国為替市場でトルコリラが主要通貨に対して売られている。対ドルでは1ドル=5.83リラ台と、前週末に比べて2%超下落する場面があった。9月上旬以来およそ1カ月ぶりの安値水準。米軍部隊がシリア北東部から撤収を始めたと伝わり、撤収後のシリア情勢の緊迫化を懸念した売りが出た。

米、トルコ両軍はこれまでシリア北部で合同パトロールを実施していた(9月8日)=ロイター

米軍の撤収を受け、トルコはシリア北東部で米国が支援してきたクルド人勢力に対する軍事作戦に踏み切るとみられている。同地域ではクルド人勢力により過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員が拘束されているが、米政権は「今後はトルコが責任を持つことになる」との声明を出した。

米軍撤退は対ISで共闘したクルド人勢力を見捨て、トルコ軍の侵攻を黙認することを意味する。米国の超党派議員などから撤退に懸念の声も出ている。トランプ米大統領は7日、ツイッターに「トルコが一線を超えれば、私がトルコ経済を完全に破壊する」と投稿し、一方的な攻撃をけん制した。

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