ボルボと吉利、エンジン部門を分離・統合
EVシフトへ効率化

2019/10/7 20:57
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【フランクフルト=深尾幸生】スウェーデンの高級車メーカー、ボルボ・カーと親会社の中国民営自動車大手、浙江吉利控股集団は7日、それぞれの内燃エンジン部門を統合した新会社を設立すると発表した。まず2020年に両社がガソリンエンジンやハイブリッドシステムなどを手掛ける部門を社内で独立させる。エンジン部門の共通化で投資効率を高め、本体は電気自動車(EV)に専念する。

ボルボ・カーと吉利は内燃エンジン部門を集約しEVへの投資を加速する(写真は両社の合弁会社が2020年に発売する高性能EV「ポールスター2」)=ロイター

統合時期は協議中としているが、遅くとも25年前後に完了するとみられる。ボルボから約3千人、吉利から約5千人の人員が移る。新会社の資本構成は今後、詰める。

次世代以降のガソリンエンジンやハイブリッド車(HV)用のモーターなどの部品について、研究開発や調達・生産を一本化する。ボルボと吉利のほか、英ロータスやプロトン(マレーシア)など吉利傘下の企業にエンジンやシステムを供給する。グループ外の企業にも提供する。

ボルボは17年に世界に先駆け、19年以降に発売するすべての車をEVやHVなどの電動車にすると宣言した。25年前後を目標に世界販売の半分をEVに、残りをHVにすることを目指している。

新会社の設立は、当面はHVの競争力強化に焦点を当てたものだ。ボルボのホーカン・サミュエルソン社長は声明で「HVには最高の内燃エンジンが必要になる。新組織はそれらを低コストで開発するための資源や規模、人員を備える」と述べた。

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