目黒女児虐待死、15日に父判決 悪質性の評価焦点

2019/10/7 16:52
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東京都目黒区で2018年、船戸結愛(ゆあ)ちゃん(当時5)を虐待し死なせたとして、保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告(34)の公判が7日、東京地裁(守下実裁判長)で結審した。検察側は「比類なく悪質」として懲役18年を求刑。起訴内容に大きな争いはなく、15日の判決では虐待行為の悪質性の評価が焦点になる。

雄大被告は公判で起訴内容を大筋で認め、7日の最終意見陳述では「本当に、本当に申し訳ありませんでした」などと謝罪し、ハンカチで目を押さえた。

結愛ちゃんは2018年1月に香川県から目黒区に転居後、食事制限や雄大被告による暴行で体調が悪化し、同3月2日に死亡した。公判では悪質性を判断する観点から、雄大被告がどの時点で結愛ちゃんの命の危険性を認識したかが審理のポイントとなった。

検察側は雄大被告が結愛ちゃんに体重を記録させていたことから、「やせすぎているとの認識があった」と指摘。同2月27日には「12キロ台はやばい」と発言していたとして、同日ごろには医療措置を受けさせなければ危険だと認識していたと主張した。

一方、弁護側は雄大被告に医学的知識はなく、死亡前日の3月1日までは命の危険性を認識できなかったと主張。過去の同種事件の量刑との比較などから「懲役9年が相当」と訴えた。

保護責任者遺棄致死罪に問われた結愛ちゃんの母親、優里被告(27)に対しては、東京地裁が9月に懲役8年の実刑判決を言い渡し、弁護側が控訴している。

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