中国・李寧、NBAロケッツと提携中止 香港デモ巡り

アジアBiz
2019/10/7 17:30
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【上海=松田直樹】米プロバスケットボールNBAの人気チーム「ヒューストン・ロケッツ」の幹部が香港の抗議デモを支持する内容をネット上に投稿したとして、中国スポーツ用品メーカー大手の李寧は7日までに、同チームとの提携を中止したと発表した。中国国営テレビ(CCTV)も6日にロケッツ戦の放送中止を決めるなど影響が拡大している。

NBAロケッツは中国でも人気が高いチーム=ロイター

ロケッツのゼネラルマネジャー(GM)のダリル・モーリー氏が、ツイッター上で「自由のために戦おう。香港と一緒に立ち上がろう」と4日に投稿したことが問題となった。その後、内容は削除されたが、中国のネット上で批判が殺到した。李寧も「投稿を強く非難する。国家の利益を損なう行為には断固として反対する」との声明を出し、ロケッツとの提携を中止すると発表した。提携は、同チームへのバスケット用品の提供や試合での広告出稿を通じた支援が主なものだった。

中国バスケットボール協会もロケッツとの提携を一時停止すると発表した。ロケッツは、中国でバスケットボールブームの火付け役となったNBAの元選手である姚明氏が2000年代に所属していたチームで、中国でも特に人気が高い。

香港の抗議デモが長期化するなか、中国は敏感に反応している。香港のデモ参加者などに理解を示すような態度を見せた外資企業を、軒並み強く批判している。

中国に進出する伊ヴェルサーチや日本のアシックスなども批判を浴び、謝罪する事態となった。いずれも商品のデザインやサイト上の表記などで、香港があたかも中国から独立した一つの「国」のように扱っていることなどが問題となった。

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