オンワード、韓国から撤退 欧米も縮小
国内・中国のオーダー商品注力

2019/10/7 12:59
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オンワードは立ち上げから約1年のブランド「フィールドドリーム」から撤退(千葉県千葉市の店舗)

オンワードは立ち上げから約1年のブランド「フィールドドリーム」から撤退(千葉県千葉市の店舗)

オンワードホールディングス(HD)は7日、韓国市場から撤退すると発表した。ゴルフウエアブランド「23区ゴルフ」事業を清算する。主力ブランド「ジョゼフ」では北米から撤退するほか、欧州の不採算店舗を縮小。国内外の2割に当たる600店舗の大半を、2021年2月期をメドに閉鎖する。不採算事業を圧縮する一方、成長が見込める中国や国内市場で、オーダースーツやネット通販に経営資源を振り向ける。

【正式発表】
オンワード最終赤字240億円、構造改革で 20年2月期
オンワード、低採算ブランド廃止検討 600店閉鎖へ

韓国では、現地子会社が百貨店などに普段着としても使えるゴルフウエアを17年から展開していた。ただ競争激化に加え、日韓関係の冷え込みで業績が低迷していた。欧米で展開する「ジョゼフ」や「ジル・サンダー」も一部商品群を廃止し不採算店舗を整理する。

国内では18年にショッピングセンター(SC)向けに立ち上げたカジュアルブランド「フィールドドリーム」の約15店舗、09年から展開するセレクトショップ「オープニングセレモニー」で、それぞれ撤退する。

同日、都内で開いた決算説明会でオンワードHDの保元道宣社長は、「欧州は人口が成熟するが、中国や東南アジアなどの伸び代が大きい」と説明。中国でオーダースーツの生産拠点を拡大し、国内や中国で販路を広げる方針を示した。

オンワードHDは全世界に約3千店を展開するが、百貨店向けアパレルブランドの苦戦が続く。このため、海外だけでなく、国内では地方や郊外店を中心に不採算店の圧縮を進める方針。

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