中国外貨準備、7カ月ぶり低水準 9月末
債券安・ドル高で

2019/10/6 21:16
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【北京=原田逸策】中国人民銀行(中央銀行)が6日発表した2019年9月末の外貨準備は前月末より147億ドル少ない3兆924億ドル(約330兆円)だった。今年2月末以来7カ月ぶりの低水準だ。ドルがユーロや円に対して値上がりしたことや、金利上昇で債券価格が下落したことが影響したとみられる。

9月はドル高により、外貨準備で保有するユーロや円建ての資産がドル換算で目減りした。長期金利上昇で米国債やドイツ国債も値下がりした。国家外貨管理局の王春英報道官は6日に「ドル上昇と主要国の債券価格の下落が影響した」とのコメントを発表した。

ただ、今夏の人民元安で資本流出の圧力が再び強まっていることは見逃せない。銀行口座を通した資金の流出入をみると、8月は流出が流入を243億ドル上回り、純流出額は昨年9月以来11カ月ぶりの高水準だった。

国家外貨管理局によると、6月末の中国の対外債務は1兆9980億ドルと昨年末より328億ドル増えている。米国との貿易戦争が激化するなか、中国の外貨準備は増加傾向が続いてきたが、対外債務を差し引くと実際にはそれほど増えていない可能性がある。

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