サッカーやぷよぷよ熱戦 国体初eスポーツ選手権開幕

2019/10/6 10:49 (2019/10/6 16:14更新)
保存
共有
印刷
その他

コンピューターゲームの腕を競い合う「eスポーツ」で初開催となる全国都道府県対抗選手権が茨城県つくば市のつくば国際会議場で開かれた。6日は3種目「eFootball ウイニングイレブン 2020」「グランツーリスモSPORT」「ぷよぷよeスポーツ」の決勝戦。小学生が参加できる種目もあり、若いプレーヤーが多いのが特徴だ。eスポーツ選手権は国体の文化プログラム事業として開催。茨城県は19年度中に水戸市内に競技場を整備するなど「eスポーツの拠点」として発信に力を入れている。

■レースゲーム「少年の部」12人が戦う

「グランツーリスモSPORT」少年の部の決勝戦のオープニング

「グランツーリスモSPORT」少年の部の決勝戦のオープニング

9時15分に始まったのはレースゲーム「グランツーリスモSPORT」少年の部の決勝戦。前日の予選を勝ち抜いた18歳未満の選手12人が日本一を目指して戦った。

「技能も段違いで素晴らしいが、本番で初めて使う操作ハンドルや座席シートにすぐに適応していて驚いた」(決戦前の練習走行を見ていた予選敗退選手)。

舞台上には各選手のコックピットが並べられ、正面スクリーンには試合の様子が大きく映し出される。映画館のような雰囲気に包まれた会場は熱気が満ちていた。

「グランツーリスモSPORT」少年の部ので優勝した水野航希さん(中央)ら

「グランツーリスモSPORT」少年の部ので優勝した水野航希さん(中央)ら

少年の部で優勝した愛知県代表の水野航希(17)さんは「運も良かった。勝てると思っていなかったのでうれしいです」とはにかみながら答えた。一般の部では栃木県代表の山中智瑛さん(26)と高橋拓也さん(25)のチームがそれぞれ優勝した。

表彰後、世界大会の経験も豊富な山中さんは「日本の全国大会で戦えた。今年一番勝ちたい大会で勝てたことが本当にうれしい」と笑顔を見せた。

■小学生、プロにあこがれ「ぷよぷよ」練習

日ごろプロのプレー動画を見て練習する小学生たちが大会の場でプロと交流を楽しんだ

日ごろプロのプレー動画を見て練習する小学生たちが大会の場でプロと交流を楽しんだ

パズルゲーム「ぷよぷよ」では一般の部のほかに小学生の部が設けられ、全国8ブロックの代表選手8人が参加した。

小学生の部では九州・沖縄ブロック代表で小学6年生のこいし♪さんが優勝。「プロになって何度も優勝したい」と意気込んだ。4歳からぷよぷよに熱中し、1日3時間を練習に費やすという。同伴する父親は自身もゲーマーで、息子のために本番仕様のゲーミングモニターを購入したという。

「ぷよぷよeスポーツ」小学生の部で優勝したこいし♪さん

「ぷよぷよeスポーツ」小学生の部で優勝したこいし♪さん

ステージ周辺にはプロの選手と小学生らが自由に対戦するスペースも設けられた。プロ選手からサインをもらった中学3年生のたつのこ(15)さんは「3年ほど続けているけどうまい選手と比べると自分はまだまだ。プロは本当にレベルが高い」と話した。

■チームプレー光るサッカー、観客も熱狂

選手と観客ともに一段と盛り上がったのはサッカーゲーム「eFootball ウイニングイレブン 2020」だ。他の2種目と異なり、コントローラーを持つ3人がチームを組んでプレーする方式。一般の部と18歳未満の少年の部が開催され、それぞれ16チームがトーナメント方式で優勝を争った。

シュートが決まるたび、各チームが勝ちどきをあげ喜んだ

シュートが決まるたび、各チームが勝ちどきをあげ喜んだ

少年の部では長崎県代表を破って青森県代表が優勝。青森県代表の貴田英貢也(17)さんは「3人のコミュニケーションを取りながらのプレーが難しかった。eスポーツは男女年齢問わず盛り上がれる」と語り、笑顔で試合を振り返った。

一般の部では茨城県代表の2チームが決勝に残って戦い、茨城第二代表が4対3で優勝。基本的には1都道府県から1チームが出場したが、開催地の茨城県のみ2チームが出場した。

一般の部の決勝戦は3点差から4点取って逆転するなど激戦を演じ、会場は熱気に包まれた。惜しいシュートには机をたたいて残念がる観客も見られた。割れんばかりの拍手とともに試合は終了。優勝した茨城県第二代表のチームメンバーは「最高です!日本一です」と語り、ガッツポーズを決めた。

「eFootball ウイニングイレブン 2020」オープンの部で得点し喜ぶ茨城県第二代表

「eFootball ウイニングイレブン 2020」オープンの部で得点し喜ぶ茨城県第二代表

会場アナウンスはVTuber
茨城県公認のバーチャルユーチューバー(VTuber)「茨ひより」が司会台の位置から会場アナウンスを務める

茨城県公認のバーチャルユーチューバー(VTuber)「茨ひより」が司会台の位置から会場アナウンスを務める

「グランツーリスモSPORT」の決勝が開催された会場ホールでは、司会席の位置に立てられたディスプレーに茨城県公認のバーチャルユーチューバー(VTuber)「茨ひより」が登場。会場を盛り上げた。
「次の会場オープンはおよそ2時間後です」と会場入れ替えのアナウンスを務めたほか、「eスポーツの国体選手権は今回が初めて、茨城が初ですよ!」と同県をアピールした。「茨ひより」は同県のVTuberとして、自治体で初めて起用された。
保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]