日本女子オープン選手権第2日(4日・三重県白山ヴィレッジGC=6479ヤード、パー72)首位タイから出たペ・ヒギョン(韓国)が68で通算12アンダーとして単独トップ。ツアー1勝の21歳、大里桃子が67で1打差の2位に浮上、さらに1打差の3位に大会2勝の20歳、畑岡奈紗と2連覇をめざす柳簫然(韓国)がつけた。
20歳の原英莉花は岡山絵里とともに首位と3打差の5位、全英女王の渋野日向子は通算7アンダーの9位グループ。同イーブンパー、58位タイまでの61選手が決勝ラウンドに進んだ。
後半型の渋野らしく、1つスコアを落として迎えた6番からの3連続バーディーで辛くも上位に踏みとどまった。2日間一緒に回った畑岡と談笑しながらグリーンに上がった7番パー4は6メートルのバーディーパットに成功。「ナイスバーディー」と声をくれた畑岡に「サンキュー」と応じて苦笑い。
「アメリカでやってる気分」。畑岡と柳簫然、米ツアーの選手とのラウンドが渋野の挑戦心をくすぐった。「すべてにレベルの差を感じた。一番はパッティングかな」。畑岡とは前週ミヤギテレビ杯ダンロップ女子の初日に続いて同組でプレー。計3回のラウンドで渋野は74、67、70。69、67、67の畑岡とは1分け2敗と圧倒された。
「海外ツアーで自分をもっと強くしたい、海外の選手とコミュニケーションをとってみたい、という興味が、全英(女子)を勝った時よりはあります」。1998年度生まれの同世代で一人米ツアーに挑み、英語を操る畑岡の姿を「かっこいいなと思う」。柳簫然が畑岡に「彼女(渋野)は米ツアーに来ないの」と尋ねたと聞き、「まずは英語。すぐにとはいわないけれど、将来的には行ってみようかな」。
畑岡が連覇した16、17年大会に出場した過去2回ともに予選落ちに終わっていた日本女子オープン。全英女王の冠をいただいての2年ぶりの大舞台で、世代最強の畑岡にどこまで追いすがることができるか。渋野にはもう一人、気になる同世代がいる。2位につけた大里は「親友。最終日を一緒に回るには私が追い付かないと」。ムービングサタデーにかける思いはひとしおだ。(串田孝義)
日本シリーズJTカップ第3日(7日・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)26歳で通算3勝の時松隆光が6バーディー、2ボギーの66と伸ばし、68で回った黄重坤(韓国)と通算6アンダーの204で
8月のAIG全英女子オープンゴルフで日本人女子ゴルファーとして42年ぶりの海外メジャー大会制覇を果たした渋野日向子選手がシーズン終了に伴い地元岡山県に凱旋し、6日、岡山市内各地で大歓迎を受けた。
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