レオパレス、160億円でホテル3棟売却

2019/10/4 20:16
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レオパレス21は4日、財務体質の強化をはかるため、ホテル3棟を売却すると発表した。売却額は160億円。賃貸用住宅やオフィスの売却も含め、2020年3月期に売却益約78億円を特別利益として計上する。

売却するのは札幌市や仙台市、福岡市のホテル。譲渡先は明らかにしていない。賃貸用住宅やオフィス計15棟は既に売却した。20年3月期の連結最終損益は1億円の黒字(前期は686億円の赤字)を見込んでいる。今回の売却を踏まえた業績見通しについては「ほかの要因も含めて精査中」として据え置いた。

過去に施工したアパートで新たに2816棟の物件で不備が見つかった。物件総数は2万3483棟(8月末時点)から、2万6299棟(9月末時点)に拡大。10月末までにすべての物件で不備の有無を調べるとしており、これまでに9割の物件で調査を終えた。

不備が見つかった物件の改修工事を進めているが、工事が必要なすべての部屋で改修を終えた物件数は900棟にとどまる。

9月の入居率は80.07%で、前月から0.14ポイント下がった。施工不良問題が昨年春に表面化してから14カ月連続で前年実績を下回った。

9月の入居率は改修工事が予定より遅れていることもあり、会社計画を5ポイント程度下回った。同社はアパートを一括で借り上げる「サブリース」を手掛ける。物件オーナーには一定の賃料の支払いを保証しており、入居者から得る賃料との差額が収益となる。

入居率が80%を下回れば、支払いが収入を上回る「逆ざや」に陥る。賃貸アパートの需要期は1~3月で、同社は入居率改善のために物件の改修を急ぐとしている。

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