群馬のイノシシ、豚コレラの感染確定 農水省発表

2019/10/4 18:02 (2019/10/4 21:14更新)
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栃木県の福田富一知事とテレビ電話で対策を協議する群馬県の山本一太知事(右端、4日午前、群馬県庁)=共同

栃木県の福田富一知事とテレビ電話で対策を協議する群馬県の山本一太知事(右端、4日午前、群馬県庁)=共同

農林水産省は4日、群馬県の検査で豚コレラに感染した疑いがあるとされていた野生イノシシ2頭について、国の検査で陽性と確定したと発表した。今後、有識者の意見も踏まえた上で、豚コレラ対策として豚へのワクチン接種を実施する「推奨地域」に群馬県も加える方針。これまで飼育豚や野生イノシシでの感染が確認されていた岐阜や愛知などと合わせて計10県に拡大する。

群馬県での野生イノシシへの感染は初めて。

農水省や群馬県によると、感染が確定したのは同県藤岡市と上野村で捕獲された野生イノシシ計2頭。群馬県はイノシシの捕獲地点からそれぞれ半径10キロ圏内にある計13養豚場を監視対象農場に指定し、豚への感染の有無などを確認する立ち入り検査に着手した。

豚への感染は確認されていないが、群馬は豚の飼育頭数が約63万頭(今年2月時点)と全国4位の生産県で、イノシシからウイルスが媒介されて感染が広がれば大きな影響が懸念される。

農水省は9月27日、ワクチン接種実施に向けた防疫指針の改定案を有識者会議に提示し、接種対象を岐阜や愛知など9県にすることを確認。発生県に隣接する群馬や千葉などでは当面、ワクチン接種はしないと決めたばかりだった。しかし隣接県にもイノシシでの感染が広がったことで、わずか1週間で対象拡大を強いられる形となった。

ワクチン接種を巡っては、既に千葉、静岡両県からも農水省に対して自県での接種を求める要望が出ている。4日には栃木県も同様の要望書を提出した。農水省の対応が焦点となりそうだ。〔共同〕

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