王子HD、名寄工場を閉鎖 段ボール原紙の生産集約

2019/10/4 17:47
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王子ホールディングス(HD)は4日、段ボール原紙を生産する名寄工場(北海道名寄市)を2021年中に閉鎖すると発表した。苫小牧工場(北海道苫小牧市)で新聞用紙の設備の一部を段ボール原紙用に変える予定で、名寄工場から生産を移す。

名寄工場は抄紙機が2台ある。1台を苫小牧工場に移し、22年4月に再稼働させる。もう1台は21年12月に稼働停止する。年間16万3千トンの生産能力の削減となる。事業に携わる従業員100人は削減はせずグループの配置転換で対応する。

苫小牧工場では、21年度に新聞用紙の製造設備を改造し、段ボール原紙とクラフト紙の生産を30万トン増やす。現在、名寄工場で製造した段ボール原紙は苫小牧工場まで運んでから各地に輸送しており、拠点を集約することで物流費用を削減できる。

段ボールの国内需要はインターネット通販の増加などで堅調に推移している。王子HDは20年に千葉県船橋市で国内最大級の段ボール工場を稼働させる予定。北越コーポレーションは新潟工場(新潟市)の抄紙機を転用、20年に段ボール原紙製造に参入する。

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