米朝実務者5日にも非核化協議 ストックホルムで

米朝首脳会談
2019/10/4 17:26 (2019/10/4 22:07更新)
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【ソウル=恩地洋介】北朝鮮の非核化を巡る米国と北朝鮮の実務者協議が5日にもスウェーデンの首都、ストックホルムで開かれる見通しだ。北朝鮮首席代表の金明吉(キム・ミョンギル)前駐ベトナム大使は3日に経由地の北京を経て現地入りした。北朝鮮は4度目の米朝首脳会談の年内開催を見据えており、双方が立場の差を埋められるかどうかが焦点だ。

北朝鮮首席代表の金明吉氏(3日、ストックホルム)=共同

北朝鮮は2月末の米朝首脳会談の決裂後、交渉の責任者を交代させた。金明吉氏が協議の席に着くのは今回が初めて。韓国の聯合ニュースによると、クォン・ジョングン前外務省北米局長らが同行している。

北朝鮮側は4日に予備接触すると明らかにしている。米国のビーガン北朝鮮担当特別代表は同日、スウェーデン外務省の庁舎に姿を見せた。国務省のランバート北朝鮮担当特使も現地入りするとの情報がある。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長は2月末の首脳会談で、寧辺(ニョンビョン)核施設の廃棄と引き換えに経済制裁の実質解除をトランプ氏に迫り失敗した。米国はその後も非核化達成までは制裁を維持する方針を変えなかった。北朝鮮側は米韓合同軍事演習に強く反発するなど要求の軸足を安全の保障へと移した。

9月27日に金桂官(キム・ゲグァン)前第1外務次官の名前で出した談話は「先に北朝鮮が核放棄」する可能性を否定した。一部の非核化措置と難易度の低い見返りで合意に持ち込み、かねての主張である段階的非核化の手法を既成事実化させる狙いがありそうだ。

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