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AIメディカルサービス、内視鏡AI開発に46億円調達

内視鏡の画像診断を支援する人工知能(AI)を開発するAIメディカルサービス(東京・豊島)は4日、ベンチャーキャピタル(VC)のグロービス・キャピタル・パートナーズなどを引受先とする第三者割当増資で約46億円を調達したと発表した。調達資金は主に医療機器としての承認に向けた臨床試験(治験)の費用に充て、胃や大腸など消化器のがん発見支援に向けた研究開発を進める。

グロービスのほかWiL、スパークス・グループソニーのコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)であるソニーイノベーションファンド、日本ライフライン、日本郵政キャピタル、アフラックのCVC、菱洋エレクトロなど合計10社と個人投資家1人が出資した。

AIメディカルサービスは胃腸・肛門科の医師である多田智裕・最高経営責任者(CEO)が「がんの見逃し」を減らすことを目指して2017年に設立した。胃がんや大腸がん、食道がんなど消化器系のがんの発見を支援する内視鏡AIを開発している。静止画だけでなく動画も解析できるのが強みで、医師は内視鏡検査をしながらリアルタイムで病名や確率を確認し、診断に活用できる。

がん研有明病院など約80医療機関の協力を得て共同研究を進めており、2020年中に胃がんの内視鏡AIの治験を始める計画だ。今後は大腸や食道にも対象を広げ、消化器内視鏡すべてをカバーすることを目指す。

今回の増資に参加したソニーや日本ライフライン、菱洋エレクトロなどの事業会社とは事業面でも連携し、メーカーや商社としての知見を今後の事業展開に生かす。

今回の資金調達は事業拡大期の「シリーズB」の位置づけとなる。設立からわずか2年で、助成金などを含めると累計で約62億円の資金を集めた。多田CEOは「海外にも展開していきたい」と話している。

(佐藤史佳)

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