親鸞の直筆文見つかる 念仏を重視、長崎の寺で

2019/10/4 10:38
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長崎県大村市の正法寺で見つかった、浄土真宗の宗祖親鸞が仏典から書き写した文書(3日、長崎県諫早市)=共同

長崎県大村市の正法寺で見つかった、浄土真宗の宗祖親鸞が仏典から書き写した文書(3日、長崎県諫早市)=共同

浄土真宗の宗祖、親鸞が仏典から書き写した文書1枚が長崎県大村市の正法寺で見つかり、西本願寺長崎教区教務所が3日、発表した。念仏を唱える行為と信心の重要性を説いており、同じ直筆文は他にも見つかっている。鑑定した本願寺史料研究所(京都市)の岡村喜史研究員は「親鸞が複数回書き写し、重視していたことがうかがえる」と指摘している。

岡村研究員らによると、仏典「仏説無量寿経」で、阿弥陀如来が人々を救うために立てた48の「誓願」のうち2つ。書き写されているのは文章の途中までで、別の誓願も続けて書かれた冊子のうち、1枚とみられる。

文書は縦25.6センチ、横15.9センチ。墨で書かれ、片仮名で振り仮名も記されている。「佛」の字の書き方の特徴などが、これまでの親鸞の直筆史料と一致した。岡村研究員は、晩年の80代半ばに書いたと推測。朱筆で注釈も書かれているが字体が異なるため、別の人物が加筆したとみている。

文書は正法寺の前住職が約20年前に購入。正法寺側の申し出を受け、長崎教区などが今年8月から調べていた。〔共同〕

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