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ロシアと軍事協力拡大に意欲、フィリピン大統領

【モスクワ=小川知世】フィリピンのドゥテルテ大統領は3日、ロシアのプーチン大統領と同国南部ソチで会談し、ロシアとの軍事、安全保障分野での協力拡大に意欲を表明した。同盟国の米国から距離を置く一方で、ロシアとの関係を重視する姿勢を打ち出した。プーチン氏も原子力分野などでの協力を呼びかけ、接近をアピールした。

ドゥテルテ氏の公式訪問は2017年に続き2回目。会談の冒頭で同氏は軍事分野などで「建設的な対話を続け、強化することが不可欠だ」と語った。プーチン氏はフィリピンでのイスラム過激派のテロ行為に触れ、テロ対策で協力を進める用意を表明した。

ロシアは武器や原発の輸出先の開拓や米国への対抗を狙い、東南アジアへの足がかりを探っている。プーチン氏はフィリピンとの協力確立に関心がある分野に原子力や宇宙探査を挙げた。インタファクス通信によると、ロシア国営原子力企業ロスアトムのリハチョフ社長は同日、海上原発の建設をフィリピン側に提案したと明らかにした。

ドゥテルテ氏は5日までロシアに滞在する。3日に参加したシンクタンクの年次総会では17年に国内で起きたイスラム過激派の武装蜂起について、「ロシアと中国の高品質な武器のおかげで、情勢が正常化した」と持ち上げる一幕もあった。

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