空自戦闘機が滑走路進入 青森、民間機着陸やり直し
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3日午後0時45分ごろ、民間機と軍用機が共用する青森県の三沢飛行場で、大阪発のジェイエア機が着陸しようとしていた滑走路に航空自衛隊の戦闘機F2が進入し、ジェイエア機が着陸をやり直した。国土交通省は航空事故につながりかねない重大インシデントと認定、運輸安全委員会は航空事故調査官2人を指名し4日に現地に派遣する。

国交省によると、ジェイエア機の乗客乗員77人にけが人はいない。管制官はジェイエア機を先に着陸させようと着陸許可を出し、空自機には滑走路手前での待機を指示していた。
空自機が滑走路に進入した際、ジェイエア機は滑走路まで約2.8キロの上空約190メートルを飛行。進入に気付いた管制官の指示で、機体を上昇させて着陸をやり直した。
丸茂吉成航空幕僚長は「重大な事故に直結する可能性があるもので誠に遺憾。今後、原因の究明と再発防止に万全を期す所存です」とのコメントを出した。〔共同〕