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産業革新投資機構、社長に横尾・元みずほ証券社長

経済
政治
2019/10/4 1:30
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政府は官民ファンド、産業革新投資機構(JIC)の空席となっている社長職に、元みずほ証券社長の横尾敬介氏をあてる方向で最終調整に入った。JICでは報酬などを巡る経済産業省との対立から、田中正明前社長ら民間出身の取締役全員が昨年末に辞任した。政府は経営陣を刷新し、休止状態のJICの再始動を図る。

横尾敬介氏

横尾敬介氏

横尾氏は旧日本興業銀行出身。みずほ証券社長や経済同友会専務理事を務めた。産業界全般に太いパイプを持ち、政府はJICの立て直しに最適と判断したようだ。

JICは産業革新機構(INCJ)の後身として18年9月に発足。社長に三菱UFJフィナンシャル・グループ元副社長の田中氏を迎え、リスクマネーの出し手として活動する計画だった。

しかし、経営陣の報酬が高すぎると疑問視する声が出て、経産省が提示していた報酬案を撤回。ファンドの運営方針を巡って同省とJIC経営陣のあつれきが強まり、同年12月に田中前社長を含む民間出身の取締役9人がそろって辞任した。政府は後継の人選に入ったが、難航していた。

一連の混乱を巡っては、官民ファンドの存在意義が大きく問われる事態となった。政府は経営陣刷新を契機に、JICの企業統治などを強化したい考えだが、民間金融機関とのすみ分けなど課題は多い。

政府は近く最終決定し、JICの臨時株主総会を経て正式決定する見通し。

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