北朝鮮ミサイルは新型SLBM 河野防衛相が断定

2019/10/3 19:00 (2019/10/3 21:34更新)
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3日付の北朝鮮の労働新聞が掲載した新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3」型の発射実験の連続写真(コリアメディア提供・共同)

3日付の北朝鮮の労働新聞が掲載した新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3」型の発射実験の連続写真(コリアメディア提供・共同)

河野太郎防衛相は3日、北朝鮮が2日に発射した弾道ミサイルが新型の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)だったと断定した。打ち上げ角度を高くする「ロフテッド軌道」での発射でなければ射程が約2500キロメートルに達する可能性も指摘し、準中距離弾道ミサイルとの見方を示した。「日本の安全保障にとって深刻な脅威であることは間違いない」と述べた。

北朝鮮は東部・元山(ウォンサン)付近から弾道ミサイル1発を発射した。ロフテッド軌道で約450キロメートル飛行し、島根県隠岐諸島の島後沖の北約350キロメートルの日本の排他的経済水域(EEZ)内に着水した。

河野氏は「実際に陸上ではなく沖合で発射された。ただし潜水艦が使われたかはさらなる分析が必要だ」と語った。

北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、新型のSLBM「北極星3」の試射に成功したと伝えた。北朝鮮は2016年8月にSLBM「北極星」を、17年2月と5月に地上発射型の「北極星2」をそれぞれ発射している。今回発射したミサイルはこれらの改良型とみられる。

SLBMは海中を移動する潜水艦から発射するため、地上から打ち上げるミサイルに比べ探知が難しい。潜水艦が太平洋を進んで米国周辺に近づけば、米本土への攻撃も可能になる。さらに北朝鮮が本土を先制攻撃されても海中から反撃できるため、北朝鮮への先制攻撃に対する抑止力になるとも指摘されている。

北朝鮮は今年に入って計11回、弾道ミサイルを含む飛翔(ひしょう)体を発射した。低高度で飛行し、落下前に変則軌道を描く新型ミサイルも含み、ミサイル技術の高度化は進んでいる。防衛省はミサイル防衛システムの整備を急いでいる。

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