川内原発、工法工夫で停止期間短縮 テロ対策施設

環境エネ・素材
九州・沖縄
2019/10/3 18:53
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九州電力は3日、義務付けられたテロ対策施設の建設が遅れている川内原子力発電所(鹿児島県薩摩川内市)1、2号機について、建設工事のために稼働停止すると発表した。定期検査を前倒しする形で1号機は2020年3月から約9カ月間、2号機は20年5月から約8カ月間停止する。同日の記者会見での主なやりとりは以下の通り。

川内原発1、2号機の運転計画変更について記者会見する九電の豊嶋原子力発電本部長(3日午後、福岡市中央区)

――これまで約1年遅れる見通しだった。

豊嶋直幸原子力発電本部長「4月に申し上げたのは、約1年超過する見通しということである意味で精査されていない形だった。今回は工法の工夫などをして精査し、1号機は約9カ月、2号機は約8カ月、期限を越えてしまうのではないかというところとなった」

――短縮できる理由は。

豊嶋氏「テロ対策施設なので細かい話は言いにくいが、工法を工夫するなど最大限努力した。ケーブル敷設工事を極力並行して行うとか、建屋と機械電気の工事を並行して行うが、ワンフロアごとに引き継いでいたのをもっと細かくエリアごとにするとか工夫を積み重ねた」

――川内1、2号機停止で業績への影響は。

八木繁立地コミュニケーション本部副本部長「以前は(1カ月あたりの影響額は)1基で40億円、2基で80億円と申し上げた。(今年12月に営業運転する石炭火力の)松浦発電所2号機などを踏まえ、需給バランスの精査によって燃料費の低減を図っていく。どのように変化するかは今は申し上げられない」

――玄海原発(佐賀県玄海町)3、4号機のテロ対策施設については。

豊嶋氏「川内は最初のプラントでいろいろな課題があった。経験や知見は玄海3、4号機に引き継いでいる。まずは早急に(工事計画の)認可をいただくことと、工事でも川内の知見を玄海にフィードバックしているので、期限内の設置に向けて最大限努力する」

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