山形大、フィルム状の曲がる電池開発 ウエアラブル端末に

2019/10/3 18:04
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山形大学は3日、超薄型のやわらかく曲がるリチウムイオン電池を開発したと発表した。従来の液体に代わり固体化したゲル状の電解質を使用。フィルム状にすることで1ミリメートル以下の薄さを実現し、折り曲げて使用できる。今後は量産化やコスト削減をメーカーと研究し、ウエアラブル端末用の電池として2年以内の実用化を目指す。

曲がる電池を実演する森下正典産学連携准教授(山形市の山形大学)

工学部の森下正典産学連携准教授が開発した。これまでフィルム状の電池の開発事例はあったが充電が十分にできなかった。ゲル素材を工夫することで実用化レベルに到達したという。

液体の電解質を使う既存のリチウムイオン電池の課題であった発火や液漏れの恐れがなく、フィルムを切断しても使用できる。

正極と負極を分けるセパレーターに電解質を練り込みフィルム状にした。開発は4年がかりで、当初2年間は企業と共同研究したが、その後は自ら研究を続けて実用化につなげた。「腕時計型端末のベルト部分に使うなど、様々な用途を開拓できる」(森下准教授)としている。

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