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香港当局、銃撃された高校生を起訴 反発強まる

「私たちの子どもを撃つな」と書かれた紙を掲げる人たち(2日、香港)=ロイター

【香港=木原雄士】香港当局は3日、警察の実弾発砲を受けて一時重体になっていた18歳の男子高校生を暴動罪と警察官を襲った罪で起訴した。暴動罪は最高刑が禁錮10年と重く、過激なデモに厳しく臨む姿勢を鮮明にした。一連のデモに絡む暴動罪の起訴は約200人となり、若者らの反発が強まりそうだ。

起訴された高校生は1日に新界地区の荃湾(ツェンワン)で抗議活動に参加していた。一部のデモ参加者は集団で警察官に殴りかかったり、中国とつながりが深いとみなす店舗を壊したりして、警官隊と激しく衝突した。警察は高校生が鉄パイプで襲いかかってきたと説明し、とっさの発砲の判断は適切だったと主張している。

香港警察は6月以降の抗議活動に絡み、2千人以上を逮捕した。直近では9月29日のデモに絡んで96人が暴動罪で起訴され、反発した若者らが裁判所に押しかけて抗議する一幕もあった。デモ参加者が掲げる「五大要求」の一つはデモを暴動と認定した政府見解の取り消しだ。暴動罪の起訴は新たな反発を招く可能性がある。

過激化する抗議活動を警察が乱暴に取り締まる構図も強まっている。香港メディアによると、デモを取材していたインドネシア人の女性記者が、警察が撃ったゴム弾にあたって右目を失明した。

香港政府は最近、事前のデモ申請を認めず、集まった人にすぐに催涙弾を発射するなど力ずくでデモを抑え込もうとしている。これにより、反発する若者らがより過激な行動に出る傾向が強まっている。

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