トランプ氏、共和の支持つなぎ留め腐心 米大統領選

2019/10/3 20:09
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【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領がウクライナ疑惑による与党・共和党の支持離れを警戒している。共和党員の支持率は8割前後で底堅いものの、一部の議員からは疑惑の調査を公平に進めるべきだとの声も上がり始めた。

トランプ米大統領は弾劾に向けた調査を始めた民主党を連日非難している=ロイター

「偉大なるでっち上げであり、米国民に対する詐欺罪だ」。トランプ氏は2日の記者会見で、ウクライナ疑惑をきっかけに米下院が始めた弾劾に向けた調査を糾弾した。調査を指揮する民主党のシフ情報特別委員長を「彼はある種のノイローゼを患ったと思う」と批判した。

政治専門サイト「ポリティコ」が2日発表した世論調査によると、共和党員のトランプ氏支持率は82%にのぼり、弾劾に向けた調査への賛成は13%にとどまる。米公共ラジオ(NPR)の調査でも共和党員のトランプ氏の支持率は90%に達し、弾劾に向けた調査の開始後も支持基盤に揺らぎはみられない。

それでも気になる動きもある。共和党重鎮のグラスリー上院議員は内部告発者の声に耳を傾けて事実関係を明らかにすべきだと主張し、トランプ氏と意見の隔たりを隠さない。ロムニー上院議員も疑惑について「非常に当惑している」と、トランプ氏に批判的な発言をしている。

民主党が多数派を占める下院がトランプ氏を弾劾訴追しても、罷免には共和党が主導権を持つ上院で3分の2の賛成が必要だ。共和党からの大量造反が不可欠で現時点で罷免の可能性は低い。ただ弾劾に向けた調査で不正行為の真相が明らかになるにつれて、共和党内での支持離れが起きるリスクは否定できない。

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