ブラジル上院、年金改革法案の骨子を可決

2019/10/3 0:15
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【サンパウロ=外山尚之】ブラジル連邦議会上院は1日、年金支給年齢の引き上げを柱とした年金改革法案の1回目の採決を実施し、賛成票が56票と、全議席(81議席)の5分の3を上回り可決した。法案の骨子が固まった。近く行う2回目の採決で可決すれば法案が成立する。

ブラジルの上院で年金改革法案を審議する様子(1日、ブラジリア)=ロイター

1月に発足したボルソナロ政権は財政赤字の要因となっている年金制度の改革を進めている。50歳で受給開始できる現在の仕組みを改め、支給開始年齢を女性で62歳、男性で65歳に段階的に引き上げる内容で、8月に下院を通過し、上院での審議が始まっていた。

今回採決された法案では、低所得者向けの配慮が導入され、今後10年間での財政支出の削減額は計8000億レアル(約20兆6400億円)と、当初の政府案から約2割減っている。経済省で年金改革を担当するロゲリオ・マリニョ次官は「変更は国にとって良いことではないが、議会の決定は尊重されなければならない」と述べた。

ボルソナロ大統領は2日、結果を受け「我々にプランBはない」と述べ、投資誘致や財政健全化のために改革を推進すると強調した。

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